2019年12月 のアーカイブ

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2019年12月28日 土曜日
今日は夕方に「V2H」の説明をしてほしいという方がお越しになりました。
屋上のソーラーパネルから発電される電気は「乾電池」と同じ直流です。この直流を安定した電気に変換するのが、パワコンです(「正式な名前はインバータと呼ばれています)。 最近は技術革新により、このパワコンの効率が向上しているため、短時間で電気を電気自動車に充電することが出来るようになりました。また、今年ノーベル賞をもらった吉野博士の言われるように、「電気をためる」技術が進み電池の性能向上も著しいものがあります。家庭の屋根のパネル⇔パワコン(インバーター)や⇔電気自動車 の沿双方向のエネルギーのやり取りこそ、未来のエネルギーの新骨頂「V2H」です。
電気自動車に備わっているインバターを説明しています。電気自動車の電池「直流エネルギー」を家庭の電気製品で使えるようにする交流100Vに変える装置です。許容可能な電力量1500Wと書いています。1500w÷100V=15Aまでの電気製品ならOkですが、電池の消耗も激しいです。しかし、この電気自動車は電柱が倒れた千葉県の災害でも活躍したことは記憶に新しいことです。

今年は、この電気自動車のエネルギーをこどもの城のLEDイルミネーションの電力として使いました。長時間
点灯しても電気はほとんど減ってなかったそうです。 すごいですね。吉野博士大喜びでしょう。
エコハウスでは、愛媛県の委託で、新エネルギー教室も展開しています。県下の小学校で授業をしていますが、どの学校でも写真のような模型でV2Hの実演をしています。児童は最初はパネル→パワコン→電気自動車の方向で電気がたまることを、模型の自動車の上のLED点滅で理解します。次に、自動車単体で走らせることにより、内蔵した蓄電池で動いていることを実感します。最後に教室を暗くし、自動車→パワコン→家庭のライトの順でエネルギーの流れを追い、家のも模型のスイッチを押すと、「ほらね」、家の中の白色LEDがついて感動!
今年もこの電気自動車は県下の小学校に出向き、新エネ授業に貢献しました。実際に見学した児童が後10年もすれば大人です。その時には電気自動車がたくさん走っている世の中になること、間違いなしです。何故かって?ゼロ・エミションだからです。

2020年のエコハウスも、l生物・植物・環境など未来の愛媛に直結するいろいろなイベントを計画しています。お楽しみに…。 今年もお世話になりました。えひめエコ。ハウス 立石康

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2019年12月28日 土曜日
今日は快晴でとってもいい気持ち。この日は、シルバー人材センターの方に作っていただいた「しめ縄」を飾りました。しめ縄には、神様をまつるのにふさわしい神聖な場所であることを示す意味があります。しめ縄が神の領域と現世を隔てる結界となり、その中に不浄なものが入らないようにする役目を果たします。

写真は「裏白(うらじろ)」と「橙(だいだい)」で作ったしめ飾りを付けているところです。裏白の葉は、清廉潔白を表します。橙の実の方は、冬を過ぎても木から落ちず、そのまま置いておくと2~3年は枝についてることから、「だいだい(代々)」と呼ばれるようになったとされ、その家が代々栄えるよう願うために飾ります。
今日は大阪からの来館がありました。ご家族4人でLEDランプを作ったり、展示しているドジョウやナナフシを観察したり、手回し発電のおもちゃで遊んだりとエコハウスを満喫されていました。
可愛くできました♪♪ 写真ではわかりにくいですが、赤や青などにゆっくりと色が変わります。
12月28日、まだオオカマキリ頑張っています。ついこの前は、ハラビロカマキリやエンマコオロギの幼虫なども見つかりました。暖冬が影響してそうです。BY 武智礼央
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2019年12月27日 金曜日
「フルカラーLED」って癒しが感じられるね。 冬休みに突入したね。尼崎から旅行で立ち寄った親子&松山市内からやってきた親子5組が参加しました。
カラー年賀状 を作るときプリンタに使う色は、マゼンタ・シアン・イエローですが、この癒しライトは、それとは違う「光の三原色」であるRGB R=レッド G=グリーン B=ブルーが感じられます。色の三原色は、光が反射して見える色です。じっと見ていたら、その時の自分の気持ちにぴったりくる色が見つかるはず☆彡
コップの中に仕込んだLEDの上に布地とフェルトをまいて出来上がり。つなぎ方は分からなくてもいいよ。6年生になったら習うからね。エコハウスのイベントは原理・原則後回しでもOk とにかく来て体験することから始まるよ。 来年も1月2日から開館しています。BY 立石康

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2019年12月26日 木曜日
しめ縄作りに挑戦しました。稲わらは、シルバー人材センタ―砥部の協力により、松前神崎より調達しました。 最近は稲わらそのものを探すのが難しくなりました。コンバインで刈り取るときに、機械の中のチョッパーで水田の肥料になるように切断してしまうためです。
しめ飾りはおじいさん・おばあさん お母さん・お父さん・お母さん、そして作っている子供たち3世代が 集まるこのお正月の「集い」を願う意味があるような気がします。
毎年このイベントのために、お世話になっている人材センター砥部のみなさん、ありがとうございます。 高齢になられても、昔の習わしを伝承することは、とても大事です。稲わらが、もしプラスチックだとすると、皆さんはどう思われますか。稲から発する柔らかい気持ちが感じられなくなるかもしれません。
エコハウスは技術の伝承にも力を入れていきたいと思います。期待しててください。BY 立石康

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2019年12月23日 月曜日
前回のクイズの答えはBの「ニホンアカガエル」でした。このカエル、普段は水辺から離れて林や草むらに棲んでいます。カエルといえば梅雨時をイメージするかと思いますが、このニホンアカガエルは1月頃に卵を産みに水辺に集まります。
こちらはお腹に卵をかかえてでっぷりとしたニホンアカガエルのメスです。一頭のメスが一塊の卵を産むので、水辺にある卵塊の数を数えると、周囲に生息する個体数が推測できます。卵を産み終えると再び冬眠を再開し、次は5月頃に出てきて活動を始めます。
生き物クイズその㉖は、カマキリの卵(卵鞘)についてです!!カマキリの卵はどれもスポンジのような感じですが、種類によって形や大きさ、産みつけられる場所が違います。
オオカマキリの卵、どちらか分かりますか?BY 武智礼央
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2019年12月23日 月曜日
今回の昆虫教室のテーマは「昆虫の冬越し」です♪ 種類による冬眠するステージ(卵~成虫)の違いや「冬眠」の仕組み、冬眠をする理由などについてみんなで考えました。

冬眠は「日長」や「気温」がきっかけになっていて、種類にもよりますが、寒くなるまでにからだの中のものを出したり新しくトレハロースなどを蓄えたりして凍らないようにしているんです。
エノキの木の根元にたまった落ち葉をみんなでよく調べました。ゴマダラチョウの幼虫や、チャバネアオカメムシなどが見つかりました。
柵についたジャコウアゲハの蛹を見つめる少年。

あれだけたくさんいたチョウやセミ、バッタ、カブトムシたちはすっかり姿を消してしまいましたが、寒さに耐えながらひっそりと過ごしていることが分かりました☆ BY 武智礼央
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2019年12月15日 日曜日
2回目はスイッチの仕組みを学習しました。1回目は手動スイッチをつかったLEDの点滅回路でしたが、今回は、部品がスイッチの代わりをするのです。どの部品が人間の代わりをするかというと、それはトランジスタという部品です。半円筒3本足の端子があります。これを発明したかたは、ノーベル賞をもらったことを説明しました。この部品がON/OFFの役目をするために、コンピューターが発明されました。
熱で金属を溶かす作業は「やけど」を伴います。

前回の電気工作の時より、作業スピィード・半田付けの能力は長足の進歩を遂げました。今回は年齢より少し抵抗のあるもの提供すること、精神的に持続でき未知の領域が感じられるものなど、児童にはとても興味が持てたようです。BY 立石 康

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2019年12月15日 日曜日
テラスをうろうろしていたところをお掃除さんが見つけました。ガラス戸にぶつかった跡がありました・・・。
テラスは寒そうだったのでエコハウスの正面に移動させました。
この鳥、正式な和名はキジバトで、まだ若い個体でした。
ちなみに、公園や社寺、駅や街中の広場などにいるハトは「ドバト」でキジバトとは違います☆ドバトの方は外来種とされています。BY 武智礼央
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2019年12月15日 日曜日
エコハウスの前にて。参加者のお母さんがリースづくり用の木の実を採っていたらいました☆お腹は卵でパンパンです。
ニホンアカガエルは、普段陸地で生活していて、繁殖期(1月ごろ)になると水辺に集まります。愛媛県では準絶滅危惧に指定されている種で、比較的低標高に生息することもあり宅地化や乾田化などの影響をもろに受けています。BY 武智礼央
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2019年12月15日 日曜日
この日は今井先生による米麹を使った味噌づくりが行われました!!大豆や米が麹菌(こうじきん)の力でアミノ酸やブドウ糖に変わる実験です。
まずはしっかりと手を洗います。冷たいよ~
水煮の大豆を量って持って行きます。
大豆を手でつぶしていきます。この作業も冷たい!!

塩と米麹を量ります。

水を量ります。
米麹と塩、水を混ぜて再びこねこね
混ぜきったら、空気をしっかり抜きながら袋に詰めていきます。
日付を書いたら今日の作業は終了です♪
だんだんと茶色になって、2か月ほどすると食べることが出来ます。それまでガマンガマン
BY 武智礼央