2019年8月 のアーカイブ

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2019年8月30日 金曜日

いつも来てくれるお友だちがエコハウスの前で飛んでいたギンヤンマを採りました!

ギンヤンマは、ため池やプールでも発生するトンボで珍しい種ではないのですが、その素早さは昆虫界でもトップレベルで時速70kmを越えるそうです。

体長は7cmほど、オスはため池で縄張りをつくるために行ったり来たりしています。ため池で縄張り争いに敗れた個体は広場などで飛んでいます。水辺と間違えてソーラーパネル群の上を飛ぶことも。

 

今年の夏にどうしても採りたかったI君、すごいの一言です。L. Takechi

 

 

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2019年8月30日 金曜日

えひめエコ・ハウスではいろいろな生き物を展示しており、野外ではなかなか目にできない様子(食べたり鳴いたりなど)を観察することができます。

【貝類】セトウチマイマイ、ヤマガマイマイ(松山市:絶滅危惧Ⅰ類)、ウスカワマイマイ、ナミギセル、アツブタガイ、ヤマクルマ

【魚類】ドジョウ(環境省:情報不足)

【両生類】ニホンアマガエル

【爬虫類】ニホントカゲ、ニホンカナヘビ、ニホンスッポン(環境省:情報不足)、ニホンイシガメ(環境省:準絶滅危惧)

【昆虫】アオマツムシ、エンマコオロギ、コガタコオロギ、ニシキリギリス、クツワムシ(愛媛県:準絶滅危惧)、オオカマキリ、ハマベハサミムシ、ヒゲジロハサミムシ、コオイムシ(環境省:準絶滅危惧)、ミイデラゴミムシ、クロゲンゴロウ(環境省:準絶滅危惧)、ハイイロゲンゴロウ、カブトムシ、オオクワガタ(環境省:絶滅危惧Ⅱ類)、ヒラタクワガタ、コクワガタ、ネブトクワガタ、ナナホシテントウ(珍しい斑紋型)

30種います(8/30現在)。

 

普段なかなか出会えない絶滅危惧種も多いので、是非見に来てくださいね!!L. Takechi

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2019年8月28日 水曜日

本日は「i- まなび塾」さんが来館しました。

2グループに分かれて、それぞれ「風力発電実験」と「もくねんさんのキーホルダー」を行いました。

まずは高学年チームです。風力発電を実際に見学したあるお友だちは課題を持っていました。「なぜプロペラは3枚なの?」実験では2枚プロペラでビー玉を4個、3枚プロペラは6個、4枚では11個、8枚では20個とプロペラの羽根の数が増えるにしたがって持ち上げる力(トルク)も増えました。しかし「実際のプロペラは3枚がちょうどいいよ」と考えるお友だちも生まれました。「プロペラの数が多いと渡り鳥がぶつかるかもしれないよ。」はっきりとは分かりませんが、風の流れが一定で常に同じ方向に吹いている山の尾根などに風力発電装置が設置されていることを考えると、自然環境にも配慮しているかもしれませんね(演示実験・指導:えひめエコハウス エコハウスライフ指導員 立石 康より)。

プロペラの羽根と持ち上げるビー玉の数の数との関係を観察しているお友だち        ※扇風機の出力・プロペラまでの距離、均等な重さのビー玉等条件を統一して実験しました。

 

次は低学年チーム。こちらで使った「もくねんさん」とは、鉛筆を製造する過程で出来たおがくずを再利用した粘土のような商品で、8種類ある中から選んだ型(カブトムシ、クワガタムシ、マンボー、恐竜etc.)を使ってキーホルダーを作りました。乾燥には2,3日かかるため、色付けは持って帰ってから行います。

「鉛筆みたいな匂いがする!」「ひびが直らない!」とワイワイ制作しました。

 

電気空き缶釣りをする様子。

 

手作りカリンバで遊ぶ様子。

 

飼育展示のドジョウを観察する様子。

 

低学年チームは、今井先生による「バッド&モス」もやりました!

これは、バット(コウモリ)役、モス(蛾)役、周りの壁役の3つに分かれてのネイチャーゲームです。真ん中で目隠しをされたバットが「バット!」と叫ぶと、周りを飛ぶモスは「モス!」と叫び返します。ここでのバットの声は超音波で、モスの声はそれに反響したものです。バットはモスの声や足音を頼りに捕まえに行きます。壁はバットの安全確保役です。今回のルールでは、モスが一人になったら次はその人がバットになりました。

新しく覚えたゲーム、またみんなでやってみてくださいね!L. Takechi

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2019年8月27日 火曜日

今日は、伊予市の児童クラブ2組が遊びに来てくれました。

みんなの目的は「V2Hでつくる かき氷」。初めに、V2Hのことやかき氷の元となっているブラッドオレンジについてお話がありました。

V2H・・・「Vehicle to Home(車から家へ)」の略称。電気自動車に蓄えられた電力を家庭で活用しようという考えです(今回、エコハウスに置いている「リーフ」に蓄えられた電力でかき氷機を動かしたかったのですが、あいにくのお天気だったため今回はやむなく中止)。

ブラッドオレンジ・・・イタリア原産で、厳しい暑さや強い日差しに耐えられるかんきつ類。日本ではまだ珍しく、愛媛県が全国で初めて産地化しました。温暖化が進む中、「かんきつ王国 愛媛」の救世主となるか!?

 

「酸っぱい!」という声や「美味しい!」という声など様々でした。個人的な感想は若干大人の味といった感じで好きです(^^)/

 

最後は自分で使ったお皿とスプーンを「アクリルたわし」で洗っておしまいです。

また遊びに来てくださいね!!L. Takechi

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2019年8月27日 火曜日

いきものクイズその⑰の答えです!

順番に、A:ネブトクワガタ、B:ヒラタクワガタ、C:ノコギリクワガタ、D:オオクワガタ、E:コクワガタ、F:ミヤマクワガタ

です。コクワガタは、クワガタムシの中で最も普通に見ることができる種の一つで、幼虫は様々な条件、樹種の枯れ木を食べます。成虫はクヌギなどの樹液に集まり、日中は木の割れ目や根際に隠れていることが多いです。5月や9月など涼しい時期に活動が活発になります。

 

いきものクイズその⑱です!!

ツクツクボウシとヒグラシです。やや難問?L. Takechi

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2019年8月26日 月曜日

お昼ごろ、エコハウスの近くに「ヤブヤンマ」という大型でスマートなトンボが来ました。

幼虫も成虫も暗いところが大好きなトンボです。メスに比べてオスは青みが強くきれいです。

 

だいぶ翅が痛んだ個体でした。寝苦しかった夏もそろそろ終わりです。L. Takechi

 

 

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2019年8月24日 土曜日

ただいまエコハウスでは、松山市内某所で見つけたクツワムシを飼育展示しています。

童謡「虫のこえ」で有名な昆虫ですが、実際に見たり声を聴いたりした人は少ないのでは?クズの葉が大好きな大型のキリギリス類で、愛媛県では準絶滅危惧に指定されています。

クツワムシは大きく分けて緑色型と褐色型がいますが、こちらの地域では褐色型が多いです。

 

この昆虫を家で飼う際はかなりの覚悟が必要です。なんせそのけたたましい鳴き声には誰もが「何の音!?」と驚くほどです(鳴くのはオスだけ)。

エコハウスメンバーの今井氏によると、エコハウス館内では毎晩19:30頃から鳴き始めるということです。

是非見に来てくださいね。L. Takechi

 

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2019年8月24日 土曜日

最初に煮た大豆を計り取り、ペースト状の大豆を作りました、

塩と米麹を加えて再びよく練り、最後に水を加えました。

「早くできるといいね」と米麹さんに話しかけるような、やさしい気持ちになりました。

秋口に、食べられるようになるといいですね。

味噌ができるわけ

〇大豆は主にタンパク質からできています。麹菌は大豆のタンパク質を「アミノ酸」に変える働きがあります。肉のうまみの成分です。

〇米麹の米は、主にデンプンからできています。麹菌はデンプンを糖の仲間に変える働きがあります。

〇大豆のうまみと糖の甘さがミックスされて、おいしいお味噌が出来上がります。

 

次回(冬)は、麦をつかった麦味噌つくりに挑戦しましょう。(演示実験・指導:えひめエコ・ハウス エコライフ指導員 立石 康より)

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2019年8月19日 月曜日

前回のいきものクイズの解答です!

成虫は飛んだり音を出すための長い前翅と後翅があります。幼虫にはないですが、成虫になる直前の幼虫(終齢幼虫)には小さな翅(翅芽)が確認できますね。でも、バッタによっては成虫でも翅が短い種(例えばヤマトフキバッタ)もいるので要注意です。

 

新しいクイズ、いきものクイズその17は、みんなが大好きなクワガタムシです。分かるかな?

L. Takechi

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2019年8月19日 月曜日

もう羽化した成虫はいないはずと、7月からほったらかしにしていたマットの中から直径3㎝ほどの3齢幼虫がたくさん見つかりました。ゼリーも残っているし、親虫はどこへ・・・。移動される前の新成虫が産んだんでしょう、おそらく笑

見つかったカブトムシの3齢幼虫たち

 

左から、1~3齢幼虫です。頭のサイズが全然違いますね。

 

そろそろみなさんのお家でもカブトムシの卵や幼虫が見られる時期になりました。卵や幼虫がないか確認したくてうずうずしているお友だちもいるのではないでしょうか?

 

まずは飼育ケースの底を見てみましょう。メスはマットの深いところに産卵することが多く、幼虫も底の方で活動しているんです。卵や幼虫が見つかったら、マットが乾かないように時々霧吹きをしましょう。成虫は別で飼育します。

 

底に見当たらなかった場合は、衣装ケースやゴミ袋などにそーっと容器をひっくり返してマットを出してみましょう(ただし、卵はつぶれやすいので、できるだけ秋になるまでマットは触らない方が安全です)。

 

卵は時間が経つにつれ膨らみ硬くなります。卵の変化やふ化を見たい場合は、透明の容器にマットを入れてそこに卵を置き(卵は手で触らずスプーンなどで扱う)観察しましょう。乾かないようにフタをします。

 

飼育でわからないことがあれば、気軽にエコハウスに聞きに来てくださいね。L. Takechi