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2019年9月1日 日曜日 19:11

9月になりましたね! こどもの城園内では、クヌギやアベマキなどのどんぐりが落ち始めています。秋の工作で丸っこいどんぐりが欲しいなあと思っている人、シーズン到来ですよ!

ただ、どんぐりは(特に丸っこいのは)みんなに大人気だし、森の生き物にとっては大切な食糧でもあります。どんぐりを拾うときは欲張らないで、3個拾ったら1個は森に戻しましょう。必要以上に拾っても、気がついたら部屋の隅っこでかびていたり、根っこが出てたり、どんぐり虫が出てきたり、「そういえば、結局捨てたなあ」という記憶のある人も多いと思います。自然の恵みはみんなでわかちあいましょうね! (T.Imai)

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2019年9月1日 日曜日 18:21

えひめエコハウスでは、水ロケット大会をよくします。空気ポンプでロケットの中に空気を送り込みます。ある程度空気を圧縮しレバーを引くと、ペットボトルの口から水が噴き出て、ロケットは飛びます。空気の圧縮⇒膨脹ですね。

本日のエコサイエンスクラブは、空気の温度による膨張と水の温度による膨脹の差を利用しストローから色水が上に向かって上昇する温度計を作りました。実験キットは「エコハウスに今有る素材を利用して組み上げていく」エコハウスのポリシーを踏襲しました。

手で温めるとストローの中の色水の水位が上昇しました。温めるのをやめると部屋の温度が冷房中のため、体温よりも低いので今まで膨張していた空気の体積が減り圧力が減少するのをみて歓声が上がりました。今体験しておくことは、将来ボイル・シャルルの法則を学習するとき「ああ、そうだったのか」と理解を助けることになります。また、白熱ライトを照らすと手で温めなくても同じようにストローの中の色水の水位が上がりました。

今回の実験は、将来地球温暖化のことを理解するときにも助けになるでしょう。簡単であるが、本質を生で感じることができる幼児・児童を育てるために、えひめエコハウスは、まじめに地味に前進します。(演示実験・実験指導 エコライフ指導員立石 康)

 

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2019年8月30日 金曜日 16:20

いつも来てくれるお友だちがエコハウスの前で飛んでいたギンヤンマを採りました!

ギンヤンマは、ため池やプールでも発生するトンボで珍しい種ではないのですが、その素早さは昆虫界でもトップレベルで時速70kmを越えるそうです。

体長は7cmほど、オスはため池で縄張りをつくるために行ったり来たりしています。ため池で縄張り争いに敗れた個体は広場などで飛んでいます。水辺と間違えてソーラーパネル群の上を飛ぶことも。

 

今年の夏にどうしても採りたかったI君、すごいの一言です。L. Takechi

 

 

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2019年8月30日 金曜日 12:33

えひめエコ・ハウスではいろいろな生き物を展示しており、野外ではなかなか目にできない様子(食べたり鳴いたりなど)を観察することができます。

【貝類】セトウチマイマイ、ヤマガマイマイ(松山市:絶滅危惧Ⅰ類)、ウスカワマイマイ、ナミギセル、アツブタガイ、ヤマクルマ

【魚類】ドジョウ(環境省:情報不足)

【両生類】ニホンアマガエル

【爬虫類】ニホントカゲ、ニホンカナヘビ、ニホンスッポン(環境省:情報不足)、ニホンイシガメ(環境省:準絶滅危惧)

【昆虫】アオマツムシ、エンマコオロギ、コガタコオロギ、ニシキリギリス、クツワムシ(愛媛県:準絶滅危惧)、オオカマキリ、ハマベハサミムシ、ヒゲジロハサミムシ、コオイムシ(環境省:準絶滅危惧)、ミイデラゴミムシ、クロゲンゴロウ(環境省:準絶滅危惧)、ハイイロゲンゴロウ、カブトムシ、オオクワガタ(環境省:絶滅危惧Ⅱ類)、ヒラタクワガタ、コクワガタ、ネブトクワガタ、ナナホシテントウ(珍しい斑紋型)

30種います(8/30現在)。

 

普段なかなか出会えない絶滅危惧種も多いので、是非見に来てくださいね!!L. Takechi

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2019年8月28日 水曜日 15:45

本日は「i- まなび塾」さんが来館しました。

2グループに分かれて、それぞれ「風力発電実験」と「もくねんさんのキーホルダー」を行いました。

まずは高学年チームです。風力発電を実際に見学したあるお友だちは課題を持っていました。「なぜプロペラは3枚なの?」実験では2枚プロペラでビー玉を4個、3枚プロペラは6個、4枚では11個、8枚では20個とプロペラの羽根の数が増えるにしたがって持ち上げる力(トルク)も増えました。しかし「実際のプロペラは3枚がちょうどいいよ」と考えるお友だちも生まれました。「プロペラの数が多いと渡り鳥がぶつかるかもしれないよ。」はっきりとは分かりませんが、風の流れが一定で常に同じ方向に吹いている山の尾根などに風力発電装置が設置されていることを考えると、自然環境にも配慮しているかもしれませんね(演示実験・指導:えひめエコハウス エコハウスライフ指導員 立石 康より)。

プロペラの羽根と持ち上げるビー玉の数の数との関係を観察しているお友だち        ※扇風機の出力・プロペラまでの距離、均等な重さのビー玉等条件を統一して実験しました。

 

次は低学年チーム。こちらで使った「もくねんさん」とは、鉛筆を製造する過程で出来たおがくずを再利用した粘土のような商品で、8種類ある中から選んだ型(カブトムシ、クワガタムシ、マンボー、恐竜etc.)を使ってキーホルダーを作りました。乾燥には2,3日かかるため、色付けは持って帰ってから行います。

「鉛筆みたいな匂いがする!」「ひびが直らない!」とワイワイ制作しました。

 

電気空き缶釣りをする様子。

 

手作りカリンバで遊ぶ様子。

 

飼育展示のドジョウを観察する様子。

 

低学年チームは、今井先生による「バッド&モス」もやりました!

これは、バット(コウモリ)役、モス(蛾)役、周りの壁役の3つに分かれてのネイチャーゲームです。真ん中で目隠しをされたバットが「バット!」と叫ぶと、周りを飛ぶモスは「モス!」と叫び返します。ここでのバットの声は超音波で、モスの声はそれに反響したものです。バットはモスの声や足音を頼りに捕まえに行きます。壁はバットの安全確保役です。今回のルールでは、モスが一人になったら次はその人がバットになりました。

新しく覚えたゲーム、またみんなでやってみてくださいね!L. Takechi

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2019年8月27日 火曜日 17:29

今日は、伊予市の児童クラブ2組が遊びに来てくれました。

みんなの目的は「V2Hでつくる かき氷」。初めに、V2Hのことやかき氷の元となっているブラッドオレンジについてお話がありました。

V2H・・・「Vehicle to Home(車から家へ)」の略称。電気自動車に蓄えられた電力を家庭で活用しようという考えです(今回、エコハウスに置いている「リーフ」に蓄えられた電力でかき氷機を動かしたかったのですが、あいにくのお天気だったため今回はやむなく中止)。

ブラッドオレンジ・・・イタリア原産で、厳しい暑さや強い日差しに耐えられるかんきつ類。日本ではまだ珍しく、愛媛県が全国で初めて産地化しました。温暖化が進む中、「かんきつ王国 愛媛」の救世主となるか!?

 

「酸っぱい!」という声や「美味しい!」という声など様々でした。個人的な感想は若干大人の味といった感じで好きです(^^)/

 

最後は自分で使ったお皿とスプーンを「アクリルたわし」で洗っておしまいです。

また遊びに来てくださいね!!L. Takechi

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2019年8月27日 火曜日 11:44

いきものクイズその⑰の答えです!

順番に、A:ネブトクワガタ、B:ヒラタクワガタ、C:ノコギリクワガタ、D:オオクワガタ、E:コクワガタ、F:ミヤマクワガタ

です。コクワガタは、クワガタムシの中で最も普通に見ることができる種の一つで、幼虫は様々な条件、樹種の枯れ木を食べます。成虫はクヌギなどの樹液に集まり、日中は木の割れ目や根際に隠れていることが多いです。5月や9月など涼しい時期に活動が活発になります。

 

いきものクイズその⑱です!!

ツクツクボウシとヒグラシです。やや難問?L. Takechi

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2019年8月26日 月曜日 17:03

お昼ごろ、エコハウスの近くに「ヤブヤンマ」という大型でスマートなトンボが来ました。

幼虫も成虫も暗いところが大好きなトンボです。メスに比べてオスは青みが強くきれいです。

 

だいぶ翅が痛んだ個体でした。寝苦しかった夏もそろそろ終わりです。L. Takechi

 

 

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2019年8月24日 土曜日 20:18

ただいまエコハウスでは、松山市内某所で見つけたクツワムシを飼育展示しています。

童謡「虫のこえ」で有名な昆虫ですが、実際に見たり声を聴いたりした人は少ないのでは?クズの葉が大好きな大型のキリギリス類で、愛媛県では準絶滅危惧に指定されています。

クツワムシは大きく分けて緑色型と褐色型がいますが、こちらの地域では褐色型が多いです。

 

この昆虫を家で飼う際はかなりの覚悟が必要です。なんせそのけたたましい鳴き声には誰もが「何の音!?」と驚くほどです(鳴くのはオスだけ)。

エコハウスメンバーの今井氏によると、エコハウス館内では毎晩19:30頃から鳴き始めるということです。

是非見に来てくださいね。L. Takechi

 

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2019年8月24日 土曜日 13:56

最初に煮た大豆を計り取り、ペースト状の大豆を作りました、

塩と米麹を加えて再びよく練り、最後に水を加えました。

「早くできるといいね」と米麹さんに話しかけるような、やさしい気持ちになりました。

秋口に、食べられるようになるといいですね。

味噌ができるわけ

〇大豆は主にタンパク質からできています。麹菌は大豆のタンパク質を「アミノ酸」に変える働きがあります。肉のうまみの成分です。

〇米麹の米は、主にデンプンからできています。麹菌はデンプンを糖の仲間に変える働きがあります。

〇大豆のうまみと糖の甘さがミックスされて、おいしいお味噌が出来上がります。

 

次回(冬)は、麦をつかった麦味噌つくりに挑戦しましょう。(演示実験・指導:えひめエコ・ハウス エコライフ指導員 立石 康より)